
野球用品メーカー図鑑
ザナックス XANAX
大阪のスポーツ用品会社が手がける野球ブランド。最上級の「トラストエックス」と「トラスト」の硬式グラブは日本製。阪神・湯浅京己投手や広島・床田寛樹投手など、投手の契約選手が多いメーカーです。当サイトでもグローブを使う選手は13人います。
※本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。商品リンクから購入されると当サイトに紹介料が入ることがあります。当サイトは株式会社ザナックスとは関係のない独立したサイトです。
※「グローブを使う選手13人」は、当サイト掲載の選手(OB含む)の道具データを2026年10月に集計した結果です(当サイト調べ)。
目次
ザナックスってどんなメーカー?
1947年、大阪の卸売会社から
株式会社ザナックスは、1947年に大阪で創業したスポーツ用品の総合卸の会社です(本社は大阪市浪速区)。もとの社名は「ナニワ商店」で、1986年に今の社名になりました。公式の沿革によると、1980年に野球ブランド「トラスト」を始め、その後「ザナックス」ブランドを導入しています(導入年は公式サイト内で1986年と1987年の2通りの記載があります)。野球ブランドは「うまくなりたい!」という想いを道具でカタチにすることをミッションに掲げています。1988年にはテレビCMを全国で流し、1992年には「第1回Xanaxリトルリーグ野球大会」を開いています(公式)。
| 会社名 | 株式会社ザナックス(本社:大阪市浪速区) |
|---|---|
| 創業 | 1947年 |
| グラブのシリーズ | トラストエックス(最上級)、トラスト、ザナパワー、ウィングエアー(少年用) |
| 生産国 | 硬式トラストエックス・トラストは日本製、軟式トラストエックス・トラストと少年用はフィリピン製 |
| そのほかの用品 | スパイク、バット、手袋、手入れ用品、バッグ、ウェアなど |
🧤 ザナックスのグローブの特徴・傾向
シリーズと価格
最上級はトラストエックス(TRUST X)。公式によると「購入したグラブが最短期間で理想の状態になり、その状態をできるだけ長く保てる」ことを目指したシリーズです。硬式のトラストエックスは、職人が裁断から紐通しまで1人で作ると紹介されています。価格は公式に発表された2027年モデル(2026年12月〜2027年3月発売予定)の税込価格です。
| シリーズ | 区分 | 公式価格 | 生産国 |
|---|---|---|---|
| トラストエックス | 硬式 | 72,600円 | 日本 |
| トラスト | 硬式 | 70,400円 | 日本 |
| トラストエックス | 軟式 | 38,500円 | フィリピン |
| トラスト | 軟式 | 29,700円 | フィリピン |
| ウィングエアー | 少年軟式 | 19,800円 | フィリピン |
※2027年モデルとして公式に発表された価格(税込)です。今買える硬式トラストエックス2025年モデルの内野手用IM2型も72,600円です。生産国は公式の商品ページの「原産国」の表記です。
ポジション別の型(2027年モデル)
| ポジション | トラストエックス | トラスト |
|---|---|---|
| 投手 | YK1(横掴み)、TA1(縦掴み) | LG1、PN1 |
| 内野 | KI1、IM2、IB1 | GS1、SH1、GP1(内野兼投手) |
| 外野 | OS1、OL1 | HS1、HG1 |
| 捕手・一塁 | CM1・CM2/FO1・FL1 | CL1/FO1 |
※硬式の型。公式の2027年新商品ページから。サイズは、トラストエックスの内野KI1・IM2が28.5cm、IB1が29.5cm、外野OS1が32.0cm、OL1が31.0cmです。
革と作りの特徴
- 硬式は日本製。公式の商品ページでは、硬式トラストエックス・トラストの原産国は日本です。2025年モデルのトラストエックスは、オランダ産の原料を日本のタンナーが加工した「STキップレザー」を使っています。
- 付属品が充実。硬式トラストエックスには専用のグラブ袋とグラブ箱が付きます。
- 公式通販なら型付けが無料。公式オンラインショップで対象のグラブ・ミット(商品ページに「無償対応品番」とあるもの)を買うと、注文時に「型付け希望」と書けば無料で型付けしてもらえます(約7〜10日)。
⚠ 知っておきたいこと:軟式と少年用は海外製。「オール日本製」と紹介している記事もありますが、今の公式の商品ページでは、軟式のトラストエックス・トラストと少年用のウィングエアーはフィリピン製です。薄い色の革は紐やステッチに色移りすることがある、と公式も注意しています。
注目のモデルをピックアップ
内野
トラストエックス IM2型
硬式トラストエックス2025年モデルの内野手用。公式の商品ページに「高校野球対応」の表示があります。
三塁向け
トラストエックス IB1型
2025年モデルでサード向けとされる内野手用の型です。2027年モデルでは29.5cmで、IM2型(28.5cm)より少し大きめです。
投手
トラストエックス 投手用
投手用は横に掴む「YK1型」と縦に掴む「TA1型」の2つ。契約選手が投手ばかりなのも、ザナックスの特徴です。
トラスト・ミット・オーダーも見る
オーダー
公式の「オーダーグラブシミュレーション」で、トラストエックスのデザインを作れます。価格は硬式72,600円〜、軟式49,500円〜、軟式ジュニア47,300円〜(税込、カラー追加や刺繍は別料金)。納期は公式サイトでは見つけられなかったので、注文するお店で確認してください。
買う前に知っておきたいこと
- 硬式は高め。硬式トラストエックス・トラストは7万円台です。
- グレードや少年用の種類が少ない。入門向けの安いモデルや小学生向けが少ないという声があります。
- 知名度はあまり高くない。使っている人が少ないという声があります。トラストエックス2025は生産数が限られていて、販売店の店長は「全国で700個?」と書いています。
- いい点も。革と型の質、軽さと丈夫さの両立をほめる声があります。ただし見つかった口コミの多くは記事の筆者の要約でした。
どんな人に向く?(選び方の目安)
- 硬式で長く使う1つを探す人。トラストエックスは、最短で理想の状態になり、その状態を長く保つことを目指したシリーズです(公式)。
- 投手。投手用は横に掴むYK1型と縦に掴むTA1型があり、プロの契約選手も全員が投手です。
- 手の大きさに合わせて選びたい軟式プレーヤー。軟式トラストには、オールラウンド用の「スモールハンドライン」(29.0〜30.0cmの3サイズ)があり、手の大きさや好みで選べるとされています(2027年モデル)。
🧤 ザナックスのグラブをもっと詳しく(型・サイズ・革・手入れ)
型の傾向:公式の説明で見るポジション別の選び方
公式の2025年モデル硬式トラストエックスの特集では、型ごとに向く選手が書かれています。ポケット(ボールが収まるくぼみ)の深さの説明は、IM2型の「深すぎない」だけでした。
| 型 | 守備 | 公式の説明(要約) |
|---|---|---|
| IS1 | 内野 | しっかり掴めてクセが少ない基本の型 |
| IM1 | 内野 | IS1型に指股を入れた型(順とじ) |
| IM2 | 内野 | ポケットが深すぎない。ボックス型にも仕上がる(逆とじ) |
| IB1 | 三塁 | 強い打球に負けないサード向け |
| YK1 | 投手 | しっかり握って投げたい力投派向け(横掴み) |
| TA1 | 投手 | コントロール重視向け(縦掴み) |
| OS1 | 外野 | 親指と小指がしっかり立つボックス型 |
| OL1 | 外野 | 足の速い外野手向けのコンパクトな型 |
※公式特集の要約。IS1型・IM1型は2027年モデルの一覧にありません。順とじ・逆とじは、土手(手首側のふち)の紐の通し方の違いです。
2027年モデルでは、硬式トラストの投手用LG1型が「横掴み型」、軟式トラストエックスの内野手用PA1型が「スタンダード型」と紹介されています(公式)。販売店の解説では、硬式トラストエックスにはオールラウンド用の型がないとされています。
サイズの見方:「8」「10」「12」の数字
公式の商品ページでは、大きさが「8(28.5cm)」のように数字とcmで書かれています。
| 表記 | 長さ | 例(公式の商品ページ) |
|---|---|---|
| 8 | 28.5cm | 硬式トラストエックス IM2型 |
| 10 | 29.0cm | 軟式トラストエックス PA1型 |
| 12 | 30.0cm | 硬式トラストエックス YK1型、硬式トラスト LG1型 |
※確認できた例だけです。数字の一覧表は公式サイトで見つけられませんでした。少年用はS・M・L表記です。
革の使い分け(軟式・少年用・オーダー)
シリーズごとに名前の違う革を使っています。革の解説では、ステアは去勢したオス牛(生後2年以上)の革、キップは生後6か月〜2年の牛の革で、きめが細かいとされます。硬式の革はよくある質問にあります。
| モデル | 表革 | 生産国 |
|---|---|---|
| 軟式トラストエックス | SGTステアレザー | フィリピン |
| 軟式トラスト | プライムステアレザー | フィリピン |
| 軟式ザナパワー | フレキシブルステアレザー | 日本 |
| ウィングエアー(少年) | ウィングエアーステアレザー | フィリピン |
| オーダー(トラストエックス) | トラストエックスFSステアレザー | — |
※公式の商品ページの表記(軟式トラストエックス・軟式トラスト・ウィングエアーは2027年モデル、軟式ザナパワーは外野手用LC1型のページ)。オーダー品の生産国は確認できませんでした。
作りの工夫:グラスプ加工と3本指補強
- グラスプ加工。公式によると、中指と薬指に特殊な加工をして、5本指入れでも握りやすくしています(2025年硬式トラストエックスの内野手用IM1型・IM2型)。
- 人差し指は普通の位置。公式では、捕るときの感覚や握り替えの細かい動きを保てて、逆シングル(体の逆側で捕る)やタッチプレーにも対応するとされています(IM2型の商品ページ)。
- 3本指補強。公式によると、内野手用は人差し指・中指・薬指に特殊な加工がされています。IM2型の商品ページでは、二遊間のグラブトスでも指先が安定するとされています。
プロ選手と同じモデルは買える?
報道(デイリースポーツ、2026年2月)では、床田寛樹投手の2026年のグラブは、捕球面と平裏にSTキップレザー、ほかにトラストエックスFSステアレザーを使っています。配色は公式のオーダーシミュレーションで決めたそうです。ただ、シミュレーションで選べる革はFSステアレザーだけの表示で、同じ組み合わせが一般に買えるかは確認できませんでした。
型付けをもっと詳しく
公式によると、公式通販の無料型付けは、プロ担当の安井悠磨さんと、年1,000個以上を手がける下滿太一さんが担当します。湯もみ(お湯で革を柔らかくする型付け)かどうかは書かれていませんでした。販売店のスワロースポーツでは、ザナックスのオーダーで湯もみ型付けを選べます。
手入れ用品とグラブケース
| 商品 | 公式価格 |
|---|---|
| オールインワングラブジェル | 1,650円 |
| グラブ用艶出しワックス 艶ックス | 1,760円 |
| グラブ専用冷感スプレー 冷ックス | 1,760円 |
| メンテナンスブラシ | 737円 |
| グラブ袋 | 1,100円 |
| プロテクトグラブケース BAG823 | 11,000円 |
※公式通販の税込価格(2026年10月時点)。ケースは型崩れを防ぐもので、2026年12月下旬発売予定です。
公式によると、BCKグラブジェル(1,980円)はジェル状なので、グラブが重くなりにくいとされています。
買う前にもう一度チェック
- 2027年モデルはまだ買えない。公式では「商品情報のみの公開」で、2026年10月時点では注文できません。
- 高校野球の表示は型ごとに確認。2027年モデルの商品ページには「高校野球対応」の表示が見当たりませんでした。
- 軟式オーダーは情報に食い違い。販売店の解説ではオーダー不可、公式シミュレーションには軟式一般用があります。お店で確認しましょう。
- ザナパワーは型が少なめ。販売店の解説では、ポジション別の型が少なく、革の質もほかのシリーズより劣るとされています。
手入れ用品・ケースも見る
⚾ 草野球・一般軟式で選ぶなら
軟式はトラストエックス(38,500円)とトラスト(29,700円)。トラストには、どこでも守れる「ユーティリティライン」や、手の小さい人向けの「スモールハンドライン」もあります(2027年モデル)。公式で「初めての軟式用グラブ・ミット」として中学生向けに紹介されているザナパワーもあります。
🧒 少年野球の保護者の方へ
少年用は軟式のウィングエアー(19,800円、2027年モデル)。Sサイズ(AS1型)は、小さな力でも閉じやすい「ラクトジウェブ」を使っています。サイズはS・M・Lの3つで、ジュニア用のキャッチャーミット・ファーストミット(各22,000円)もあります。
ウィングエアーのサイズとウェブ(2027年モデル)
| サイズ | グラブの大きさ | ウェブ(公式の商品ページ) |
|---|---|---|
| S(AS1・AS2) | 25.0〜25.5cm | ラクトジウェブ・ラクトジBウェブ |
| M(AM1・AM2) | 26.0〜27.0cm | トジホジョウェブ(AM1型) |
| L(AL1・AL2) | 27.5〜28.0cm | Iスリットウェブ(AL1型) |
各サイズに2つの型があります。公式では、AM1型のウェブは「閉じる」を補助し、AL1型のウェブは柔らかさと軽さを追求したものです(AM2型・AL2型のウェブは未確認)。対象の学年の目安は公式に書かれていませんでした。発売は2026年12月上旬の予定です。
🏏 スパイク・バット・手入れ用品
高校野球で使える白の紐式スパイクBS329CL(19,800円)や、新基準の硬式金属バットBHB2100(39,600円)などを公式で売っています。手入れ用品はオールインワングラブジェル(1,650円)やBCKグラブジェル(1,980円)など。
ザナックスを使うプロ野球選手
当サイトでザナックスのグローブを使っている選手はグローブの一覧にまとめています。公式サイトのアドバイザリースタッフは次の3人で、全員が投手です。
公式のアドバイザリースタッフ
※ザナックス公式サイトの掲載(2026年10月時点)。所属は当サイトの記事の表記です。2026年2月の報道では、床田投手の2026年シーズンのグラブがザナックス製と紹介されています。
よくある質問
Q. トラストエックスとトラストの違いは?
公式の2027年モデルでは、硬式トラストエックスが72,600円で表革は「STOステアレザー」、硬式トラストが70,400円で表革は「STステアレザー」です。硬式は、トラストエックスもトラストも専用の袋とグラブ箱が付きます(公式の商品ページ)。軟式は、トラストエックスが38,500円、トラストが29,700円です。
Q. 高校野球で使える?
日本高野連の「2026年度 高校野球用具の使用制限」では、グラブ本体の色はブラウン系、オレンジ系、ブラックで、マーク(商標)は縦4cm×横7cm以内で1か所、捕球面と背面に名前などの文字は入れられないと決まっています。ザナックス公式は硬式トラストエックス2025のIM2型に「高校野球対応」と表示していて、公式サイトには高校野球向けのおすすめ商品の一覧もあります。ほかの型や2027年モデルは、お店で確認してください。
Q. 左投げ用のグラブはある?
あります。公式の2027年モデルの商品ページでは、硬式トラストエックスの投手用YK1型や、少年用ウィングエアーのS(AS1型)に、右投げ用(R)と左投げ用(L)があります。ほかの型は、商品ページかお店で確認してください。
Q. ザナックスのグラブの修理はできる?
公式サイトでは、グラブ修理の受付の案内は見つけられませんでした(2026年10月時点)。公式のよくある質問も会員登録・注文・配送・返品の内容だけです。買ったお店に相談しましょう。
ほかのメーカーも見てみる
ミズノ、ゼット、SSK、ローリングス、久保田スラッガー、ウイルソン、ハタケヤマの特徴と選び方もあわせてどうぞ。グラブに強いメーカーの44(フォーティーフォー)、和牛JB、アイピーセレクト、ドナイヤ、アトムズ、ハイゴールド、ワールドペガサスも紹介しています。スパイク・ウェアが中心のブランドではニューバランス、ナイキ、アンダーアーマー、アディダス、デサント、ビモロも紹介しています。全メーカーの一覧は野球用品メーカー一覧から見られます。
ザナックスの注目モデルをもう一度チェック
参考:株式会社ザナックス企業サイト(会社概要・沿革)、ザナックス公式オンラインショップ(商品ページ・新商品・オーダー・アドバイザリースタッフ)、デイリースポーツ、野球用品専門店の解説、レビューサイト、日本高等学校野球連盟「2026年度高校野球用具の使用制限」、楽天市場の商品ページ。価格・契約状況は2026年10月時点の情報で、変わることがあります。XANAXは株式会社ザナックスの商標です。