
野球用品メーカー図鑑
エボシールド EvoShield
アメリカ生まれの防具専門ブランド。空気に触れると固まる素材で、自分の腕や足の形に合わせて作るエルボーガード・レッグガードで知られます。今はウイルソンのブランドで、日本でもウイルソンが売っています。
※本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。商品リンクから購入されると当サイトに紹介料が入ることがあります。当サイトはアメアスポーツジャパン株式会社・米Wilson Sporting Goods・EvoShieldとは関係のない独立したサイトです。
※「防具・ウェアを使う選手33人」は、当サイト掲載の選手(OB含む)の道具データを2026年10月に集計した結果です(当サイト調べ)。
目次
エボシールドってどんなメーカー?
体に合わせて固まる防具の専門ブランド
エボシールド(EvoShield)は、アメリカ・ジョージア州アセンズで生まれたプロテクティブギア(防具)専門のブランドです。創業年は資料によって違い、ウイルソンの日本のカタログは2005年、親会社アメアスポーツのサイトや米国の業界紙は2006年としています。業界紙によると、創業したのはジョージア大学の元アスリートたちです。
2016年10月に、アメリカのウイルソンが買収しました。ウイルソンはアメアスポーツのグループ会社で、エボシールドはその中で独立したブランドとして売られています。業界紙は、買収の時点ですでに「MLB公式のプロテクティブギア」だったと伝えています。
いちばんの特徴は「Gel-to-Shell(ジェルからシェルへ)」という素材です。日本の公式サイトによると、ジェル状の素材が空気に触れると固まります。袋から出した直後は柔らかく、体に当てておくと硬い殻(シェル)になり、その形が残ります。つまり、自分の腕や足の形に合わせて作る防具です。
日本では、ウイルソンの日本の販売会社アメアスポーツジャパン株式会社が売っています。公式通販(ウイルソン日本公式)で買えるのは、打者用のエルボーガード・レッグガード・ハンドガード・リストガードと、スライディングミットです。バッティンググローブ、捕手用防具、ウェア、少年用は公式通販にありませんでした(2026年10月11日時点)。
親会社アメアスポーツのサイトによると、エボシールドは野球・ソフトボールのほか、アメリカンフットボールやラクロスのガード、ユニフォームやトレーニングウェアも作っています。スポンサー契約を結ぶ選手は30人以上とされています。日本で手に入りやすいのは、そのうち野球の打者用防具が中心です。
| 創業 | 2005年または2006年(資料で違う) |
|---|---|
| 創業地 | 米国ジョージア州アセンズ |
| 親会社 | ウイルソン(2016年に買収)/アメアスポーツのグループ |
| 日本の販売元 | アメアスポーツジャパン株式会社(東京都新宿区) |
| 日本の公式通販で買える品目 | 打者用防具(エルボー・レッグ・ハンド・リスト)、スライディングミット、交換用ストラップ |
| 得意な技術 | Gel-to-Shell(空気で固まり体の形になる素材) |
※創業者の名前は、公式の資料では確認できませんでした。親会社アメアスポーツのサイトによると、2026年9月に新しい「Pro-SRZ 3.0」が出ました。日本の公式通販は2.0のままでした(2026年10月11日時点)。
🛡 エボシールドの打者用防具(エルボーガード・レッグガード)
- 体の形に合わせて固まる。公式によると、袋から出して体に当てると固まり、その形が残ります。X-SRZの商品説明では「装着後約30分」で成型されるとしています。
- 小さく、軽い。日本の公式サイトは、金具やパッドがなく、小型・薄型・軽量だと説明しています。極薄のシートを重ねて、衝撃を広い面に分散するしくみです。
- 高校野球対応モデルがある。ウイルソンの日本公式では、白と黒の「高校野球対応」のエルボーガードとレッグガードを売っています。
- メジャーでよく使われる。業界紙(2023年)は、フリオ・ロドリゲス選手やシュワーバー選手などが着けていると伝えています。
種類と価格の目安
| 種類 | 公式価格 | 左右 |
|---|---|---|
| 高校野球対応 エルボー | 8,800円 | 兼用 |
| 高校野球対応 ダブルストラップ | 11,000円 | 兼用 |
| 高校野球対応 レッグ | 13,200円 | 右打者用・左打者用 |
| PRO-SRZ 2.0 エルボー | 13,200円 | 兼用 |
| X-SRZ エルボー | 14,300円 | 兼用 |
| PRO-SRZ 2.0 ダブルストラップ | 15,400円 | 兼用 |
| PRO-SRZ 2.0 レッグ | 17,600円 | 右打者用・左打者用 |
※ウイルソン日本公式通販の税込価格(2026年10月11日時点)。色や左右によっては在庫切れでした。販売店ではこれより安いこともあります(価格.comでは高校野球対応エルボーが7,980円からの表示でした)。
カスタムフィット(成型)のやり方
エボシールドの防具は、買ったあとに自分で成型します。公式は成型方法を動画で案内しています。野球専門店の解説をまとめると、流れは次のとおりです。
| 順番 | すること(販売店の解説) |
|---|---|
| 1 | 試合と同じ服装をする(エルボーはアンダーシャツ、フットガードはユニフォーム・ソックス・スパイク) |
| 2 | 袋を開けてすぐ、ストラップで体に固定する |
| 3 | 付属のガーゼを巻いて密着させる(きつすぎない) |
| 4 | バッティングの構えをして、守りたい場所が隠れるか確かめる |
| 5 | 約30分、動かずに待つ |
販売店の解説では、約10分で固まり始め、約30分で硬くなります。気温によっては固まりにくいので、少し長めに待つとよいそうです。ガーゼをきつく巻きすぎると、スイングのときに肘に当たることがある、という注意もあります。
⚠ 成型は一度きりのつもりで。販売店は「時間との勝負」で、2人で作業すると失敗が少ないと説明しています。公式は、一度成型するとその形を保つと説明していて、やり直す方法は書かれていませんでした。袋は、着ける準備ができてから開けましょう。
シリーズの違い
日本の公式通販で売られている打者用防具は、大きく3つです。
| シリーズ | 特徴(公式の説明) |
|---|---|
| カスタムフィット(高校野球対応) | 白・黒のみ。小型で軽く丈夫 |
| PRO-SRZ 2.0 | 外側3Dメッシュ・内側コンフォートメッシュ。色が多い |
| X-SRZ | 3Dクラウドメッシュ。白・黒 |
ダブルストラップは、ベルトが2本あるエルボーガードです。公式は「腕の長い方や、上腕を広くカバーしたい方」に向くとしています。大きさは、ふつうのエルボーが幅約24×長さ約17〜18cm、ダブルストラップが約24×23cmです。PRO-SRZ 2.0は「多くのメジャーリーガーが使用しているシリーズ」と公式は説明しています。X-SRZには「公式戦では使用できない場合があります」と書かれています。
サイズと右打ち・左打ち
エルボーガードは右打者・左打者兼用です。サイズは大人用1種類(LまたはOS)だけでした。レッグガード(フットガード)は右打者用と左打者用が分かれています。自分の打席に合うほうを選んでください。レッグガードの大きさは幅約23×長さ約30cmです。すねと足の甲を2本のストラップで留めます。
注目のモデルをピックアップ
高校野球対応
カスタムフィット エルボーガード
白・黒の高校野球対応モデル。公式8,800円で、シリーズの中でいちばん手に取りやすい価格です。
高校野球対応
カスタムフィット レッグガード
右打者用・左打者用がある白・黒のレッグガード(13,200円)。
一般
PRO-SRZ 2.0 エルボーガード
メッシュで着け心地を良くした主力モデル。色が多く選べます(13,200円)。
ダブルストラップ・X-SRZも見る
高校野球・中学・社会人のルール
日本高野連の「2026年度 高校野球用具の使用制限」では、レッグガードとエルボーガードは使えます。ただし、本体はホワイト・ブラック・ネイビーのいずれか一色で、表面に商標やマークを付けてはいけません。ウイルソンの日本公式で「高校野球対応」と書かれているのは、白と黒のカスタムフィットのエルボー・ダブルストラップ・レッグと、交換用ストラップです。
⚠ 高校野球ではハンドガードは使えません。同じ規定に「手甲ガードの使用は認めない」とあります。また、色の多いPRO-SRZ 2.0は、色やロゴの点で高校野球の決まりに合わないものが多いと考えられます。迷ったら「高校野球対応」と書かれた商品を選び、チームや連盟に確認してください。
| 団体 | エルボー・レッグガードの決まり |
|---|---|
| 高校(高野連) | 白・黒・紺の一色。表面に商標なし |
| 中学軟式など(全軟連) | 白・黒・紺の一色。表面に商標なし |
| リトルシニア | 黒・紺・白の一色。商標なし。出塁したら外す |
| 社会人・大学 | 単色。商標は1か所14平方センチ以下 |
※高校は高野連「2026年度 高校野球用具の使用制限」。全軟連と社会人・大学は、全軟連が公開する4団体の規定一覧(2021年2月現在。色の決まりは2022年から)。リトルシニアはミズノの規定まとめによる。ボーイズリーグは「試合で使う用具は全てパートナー企業の製品」としており、ウイルソンが入っているかは確認できませんでした。大会ごとに決まりが違うことがあるので、必ずチームで確かめてください。
手入れと交換部品
日本の公式の商品ページには、お手入れ方法が書かれていませんでした。アメリカの解説サイトは、リストガードについて「手洗いして自然乾燥。洗濯機や乾燥機は使わない」と説明しています。付属の説明書があれば、それに従ってください。
ストラップは別売りで交換できます。公式通販では、2.0インチ(すね・エルボー用、WTVST20)が1,650円、1.5インチ(足の甲用、WTVST15)が1,540円です。販売店は、足の甲のストラップはスパイクで踏まれるので消耗品だと説明しています。
買う前に知っておきたいこと
- 成型に手間がかかる。販売店は、時間との勝負で、1人より2人のほうが失敗が少なく、気温によっては固まりにくいと説明しています。
- 価格は高め。レッグガードは公式で13,200〜17,600円です。
- サイズが少ない。日本公式の打者用防具は、ほぼ大人用1サイズです(リストガードはM・L)。
- 口コミが少ない。日本の販売店の星の評価は2〜3件で、本文は見つかりませんでした。
- いい点も。販売店は、体に合うのでスイングの邪魔になりにくく、フットガードは走りやすいという声を紹介しています。
🧤 そのほかの品目(スライディングミット・手袋・捕手防具など)
打者用防具のほかに、日本で買えるエボシールドの品目をまとめます。公式通販にあるのはスライディングミットとハンドガード・リストガードです。それ以外は販売店で探すことになります。
| 品目 | 日本での買い方 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| スライディングミット 2.0 | 公式通販 | 13,200円 |
| ハンドガード | 公式通販 | 9,900円 |
| リストガード | 公式通販 | 8,800円 |
| バッティンググローブ | 野球専門店 | 7,290〜9,900円 |
| 捕手用防具・ウェア | 輸入品を扱う店 | 品目による |
※公式は税込の公式価格、販売店は楽天市場の表示(2026年10月11日時点)。
スライディングミット
スライディングミットは、塁に滑り込むときに手を守る、ミトン型の大きな手袋です。公式の「スライディングミット 2.0」は左右兼用で、指先まで覆い、手首はコンプレッションバンドで守ります。親指は出し入れできます。大人用1サイズ(約10×28cm)で、色は8色ほどあります。
⚠ 高校野球とリトルシニアでは注意。高野連の規定は「ひとまわり大きいサイズの走塁用手袋(走塁ガード手袋)」の使用を認めていません。リトルシニアの規定にも同じ趣旨の決まりがあります。公式戦で使う前に、チームや連盟に確認してください。
ハンドガード・リストガード
ハンドガードは、手の甲を守る防具です。右打者用と左打者用があり、9,900円です。リストガードは手首を守るもので、左右兼用、MとLの2サイズ、8,800円です。どちらも公式で「カスタム成型タイプ」と書かれています。前のとおり、高校野球ではハンドガード(手甲ガード)は使えません。
バッティンググローブ
バッティンググローブは、ウイルソンの日本公式通販では見つかりませんでした。ただし「PRO-SRZ V2」(WB57305)は、楽天の多くの野球専門店が両手用として売っています(7,290〜9,900円)。米国のモデル(SRZ-1、CARBYNEなど)は、輸入品を扱う店が「日本未発売」「USA物」として売っています。
販売店(ベースマン)は、エボシールドの手袋はロゴの大きさの関係で公式戦で使えない場合があると説明しています。高校野球の手袋は、白か黒の一色で、商標は7平方センチ以下と決まっています。
捕手用防具・ウェア
アメリカの公式サイトでは、捕手用の「Pro-SRZ」シリーズ(胸当て、レッグガードなど)を「MLB Authentic」仕様として売っています。日本の公式通販には捕手用防具はありませんでした。楽天では、輸入品を扱う店がキャッチャーヘルメット(35,500〜58,000円)やスロートガード、膝ブロックを売っています。
高校野球の捕手用防具は、表面に商標がない黒か紺の一色で、マスクはSGマーク付きに限られます。輸入品にSGマークがあるかは確認できませんでした。ウェア(アンダーシャツ、トレーニングTシャツ、アームスリーブなど)も、輸入品の店が「USA物」として売っています。高校野球では、外から見えるアンダーシャツの面に商標は付けられません。
走塁
スライディングミット 2.0
左右兼用で指先まで覆うミトン型。公式13,200円。
ハンドガード・リストガード・ストラップも見る
👦 少年用(ユース)は?
ウイルソンの日本公式通販には、エボシールドの少年用はありませんでした(2026年10月11日時点)。打者用防具は、ほぼ大人用1サイズです。
アメリカでは「Youth(ユース)」と書かれた少年用が売られています。楽天では、輸入品を扱う店がユース用のエルボーガード(9,800円)、スライディングミット(9,700円)、バッティンググローブ(13,600円)などを売っています。多くは取り寄せで、届くまで最大30日ほどかかると書かれていました。ユース用のサイズ表や対象年齢は確認できませんでした。
⚠ 親の方へ。学童野球や中学の連盟では、防具の色やロゴに決まりがあります(上の表を参照)。輸入品は色やロゴが日本の決まりに合わないことがあるので、買う前にチームに確認しましょう。成型は大人が手伝うと安心です。
エボシールドを使うプロ野球選手
当サイトのデータで、防具・ウェアにエボシールドが記録されている選手は33人います。バッティンググローブでは1人(マッカスカー選手)です。
当サイトのデータでエボシールドの防具・ウェアを使う選手
※所属は当サイトの記事の表記です。上の選手がエボシールドを使っていることを示す報道や公式の発表は、今回の調査では見つかりませんでした(当サイトのデータのみ)。ウイルソンの日本カタログ(2025年)には「プロテクティブギア:EvoShield」という契約の区分がありますが、どの選手が対象かは確認できませんでした。メジャーでは、業界紙(2023年)がフリオ・ロドリゲス選手、カイル・シュワーバー選手、カイル・タッカー選手、ランディ・アロザレーナ選手の着用を伝えています。
よくある質問
Q. エボシールドの防具は高校野球で使える?
エルボーガードとレッグガードは使えます。ただし、高野連の規定で、本体はホワイト・ブラック・ネイビーの一色、表面に商標なし、と決まっています。ウイルソンの日本公式には、白・黒の「高校野球対応」モデル(エルボー8,800円、ダブルストラップ11,000円、レッグ13,200円)があります。ハンドガードと、大きな走塁用手袋は使えません。
Q. 成型に失敗したらどうなる?
一度固まると形が残る素材です。公式は、一度成型するとその形を保つと説明していて、やり直す方法は書かれていませんでした。販売店は、試合と同じ服装で、2人で作業し、約30分動かずに待つことをすすめています。
Q. 右打ちと左打ちで違うものを買う?
エルボーガード、リストガード、スライディングミットは左右兼用です。レッグガード(フットガード)とハンドガードは、右打者用と左打者用が分かれています。
Q. どこで買うのが安い?
公式通販は定価(税込)で、1万円以上で送料無料です。楽天などの野球専門店では、公式より安い値段の店もあります(例:価格.comで高校野球対応エルボーが7,980円から)。在庫は色や左右で違うので、ほしい色が公式で売り切れのときは販売店も探してみてください。少年用やバッティンググローブは、公式通販では売っていません。
Q. ウイルソンとの関係は?
エボシールドは2016年にウイルソンに買収され、今はウイルソンのブランドの一つです。日本でもウイルソンの販売会社(アメアスポーツジャパン)が売っていて、ウイルソンの公式通販で買えます。
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参考:Amer Sports(EvoShieldブランドページ)、ウイルソン日本公式通販(アメアスポーツジャパン)、ウイルソン 2025年 日本カタログ、SGB Media(2016年10月・2023年10月)、日本高等学校野球連盟「2026年度高校野球用具の使用制限」、全日本軟式野球連盟「保護具の商標表示等の規定一覧」(2021年)、日本少年野球連盟「ボーイズリーグの用具について」、ミズノ「リトルシニアの用具規定」、野球用品専門店の解説(ベースマン、超野球専門店CV)、価格.com・楽天市場の商品ページ。価格・契約状況は2026年10月時点の情報で、変わることがあります。