
野球用品メーカー図鑑
フランクリン Franklin
1946年創業のアメリカのスポーツ用品メーカー。MLBの公式バッティンググローブで、メジャーでは多くの打者が使っています。日本ではカシマヤ製作所が総代理店です。当サイトでもバッティンググローブを使う選手は37人います。
※本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。商品リンクから購入されると当サイトに紹介料が入ることがあります。当サイトはFranklin Sports・株式会社カシマヤ製作所とは関係のない独立したサイトです。
※「バッティンググローブを使う選手37人」は、当サイト掲載の選手(OB含む)の道具データを2026年10月に集計した結果です(当サイト調べ)。
目次
フランクリンってどんなメーカー?
家族経営80年、MLBの公式手袋
フランクリン(Franklin Sports)は、1946年にアメリカ・マサチューセッツ州ブロックトンで、シドニーさんとアーヴィングさんのフランクリン兄弟が始めたスポーツ用品メーカーです(公式)。今の本社は同じ州のストートンにあり、フランクリン家の3代目が経営しています。MLBの「公式バッティンググローブ・パートナー」で、2024年に提携40年目を迎えました。
公式は、1984年に発売した「Pro Classic」を最初の野球用バッティンググローブと説明しています(会社の説明です)。殿堂入りの名選手マイク・シュミットさんと一緒に設計したとしています。
| 本社 | 米国マサチューセッツ州ストートン |
|---|---|
| 創業 | 1946年(ブロックトン) |
| 日本の総代理店 | 株式会社カシマヤ製作所(東京都台東区、2015年から) |
| 主な商品 | バッティンググローブ、スライディング用品、防具、リストバンドなど |
| MLBとの関係 | 公式バッティンググローブ・パートナー |
🧤 フランクリンのバッティンググローブの特徴
- 看板はCFX PRO。米国公式は「最も人気の試合用モデル」と紹介。米国公式によると、手のひらは一枚のカブレッタ革(羊革の一種)で、手の曲線や曲がりに合わせる作りです(日本の総代理店の表示は「羊革」)。
- 手首をしっかり固めるパワーストラップ。POWERSTRAP INFINITEは50mmの太い手首ベルトが特徴です。日本の総代理店は「約2倍の耐久性」と説明しています(会社の説明です)。
- 色が多い。CFX PRO HI-LITEは12色など、カラーの種類が豊富です。
⚠ 知っておきたいクセ:指が太め、という声。口コミでは「指が太めに設計されています」という声や、革が厚く握るとしわができるという声があります。サイズ感は日本のメーカーと「そこまで変わらない」という声もあるので、試着がおすすめです。
日本で買える主なモデルと価格
| モデル | 希望小売価格 |
|---|---|
| CFX HIGH SCHOOL | 7,700円 |
| CFX PRO CHROME | 9,350円 |
| CFX PRO CLASSIC | 9,350円 |
| CFX PRO HI-LITE | 10,450円 |
| POWERSTRAP CHROME | 10,780円 |
| POWERSTRAP INFINITE | 12,100円 |
※日本総代理店(カシマヤ製作所)の希望小売価格・税込(2026年10月11日時点)。サイズは、確認できたモデルでは大人用がS・M・L。少年用はCFX PRO HI-LITEにYS・YMがあります。販売店では「両手用」として売られています。
注目のモデルをピックアップ
高校野球
CFX HIGH SCHOOL
白(20598)と黒(20599)の2色。販売店は「高校野球対応」と表示しています。日本の総代理店の表示では、素材は羊革です。
定番
CFX PRO CHROME
CFX PROシリーズのモデルで、6色あります(9,350円)。日本の総代理店の表示は羊革です。
手首を固める
POWERSTRAP INFINITE
50mmの手首ベルトのロングカフ。手のひらに細かい穴があります(12,100円)。
パワーストラップ クローム・クラシックも見る
買う前に知っておきたいこと
- 価格は高め、という声。口コミでは「価格が高い」という声や、置いている店が少なく探すのが大変という声があります。
- 洗うとグリップが落ちる、という声。1回洗ったら柔らかさとグリップ力が少し落ちたという口コミがあります。
- 海外品・並行品は品質に注意。海外発送の通販で縫製が雑だったという声や、海外買い付け品に「縫製の粗さ、糸のほつれ」がありうると注記する販売店もあります。
- いい点も。口コミでは「非常に革が丈夫」「なかなか破れない!」「グリップ力はかなり強い」という声があります。
🔍 バッティンググローブの選び方:シリーズ・素材・サイズ・手首
フランクリンのバッティンググローブは、大きくCFX(シーエフエックス)系とPOWERSTRAP(パワーストラップ)系に分かれます。ここでは日本の総代理店(カシマヤ製作所)の商品ページをもとに、違いをまとめました。
シリーズごとの違い
| モデル | 手のひらの素材 | 特徴 |
|---|---|---|
| CFX HIGH SCHOOL | 羊革 | 白・黒の2色 |
| CFX PRO FASTPICH | やぎ革 | 女子用 |
| CFX PRO CHROME | 羊革 | 6色 |
| CFX PRO CLASSIC | 羊革 | 白は少年用のみ |
| CFX PRO HI-LITE | デジタルカブレッタ | 12色・少年用あり |
| POWERSTRAP CHROME | 羊革(継ぎ目なし) | 強い手首の留め具 |
| POWERSTRAP INFINITE | 厚手の革 | 50mmの太いベルト |
※日本の総代理店の商品ページの表示(2026年10月11日確認)。POWERSTRAP INFINITEは革の種類が書かれていません。女子用のCFX PRO FASTPICH(表記は総代理店のまま)の希望小売価格は7,150円(税込、2026年10月時点)です。
総代理店によると、CFX系には共通の作りが3つあります。手のひらの表面加工で握りやすくするデジタルレザー、手のひらに折り目の線を入れてバットになじませるクアッドフレックス、手の甲を包むようにフィットさせるテクトニックフィットです。POWERSTRAP系は、手首の留め具を強くしたシリーズです。総代理店によると、POWERSTRAP CHROMEは手のひらが継ぎ目のない一枚の革になっています。
素材の違い:カブレッタ・羊革・やぎ革
カブレッタは羊革の一種です。手袋メーカーGrip Boostの解説では、羊毛(ウール)ではなく短い毛が生える「ヘアシープ」という羊の革で、薄く、やわらかく、丈夫なのが特徴とされています。表面のきめが細かく、ほどよくしっとりしていて、バットを握りやすいとも説明しています。
フランクリンの米国公式は、POWERSTRAPを「カブレッタ革」とも「なめらかな羊革」とも書いており、同じ系統の革として扱っています。日本の総代理店の表示は、多くのモデルが「羊革」です。女子用のCFX PRO FASTPICHだけは「やぎ革」と表示されています。
⚠ 天然の革は水と油に注意。同じ解説では、カブレッタは手入れをしないと乾いて硬くなることがあり、長く水につけると傷むとされています。革用のクリームなどを塗りすぎると、グリップが落ちることもあるそうです。
サイズの測り方と選び方
米国公式は、印刷して使う手のサイズ表(PDF)を出しています。測り方は次のとおりです。
- 右手で測る。サイズ表の上に右手を置きます。
- 指は伸ばしすぎない。力を入れずに、自然に指をそろえます。
- 手のひらの付け根を線に合わせる。表の点線に、手のひらの下の端を合わせます。
- 中指の先までの長さで決める。中指の先が届いた目盛りが、あなたのサイズです。
| サイズ | 手の長さ(公式) | cmの目安 |
|---|---|---|
| 大人S | 6.75〜7インチ | 約17.1〜17.8cm |
| 大人M | 7〜7.25インチ | 約17.8〜18.4cm |
| 大人L | 7.25〜7.75インチ | 約18.4〜19.7cm |
| 大人XL | 7.75〜8インチ | 約19.7〜20.3cm |
| 少年YS | 5.75〜6インチ | 約14.6〜15.2cm |
| 少年YM | 6〜6.25インチ | 約15.2〜15.9cm |
※米国公式のサイズ表(2026年10月11日確認)。cmは当サイトが1インチ=2.54cmで計算しました。表は米国の用紙(8.5×11インチ)で印刷する前提です。日本の総代理店で確認できたサイズは、大人用がS・M・L、少年用がYS・YMです。
日本の販売店は、HIGH SCHOOLのSを「23〜24cm」のように書いています。ただし、どこを測った数字かは販売店のページに書かれていませんでした。公式の表(手のひらの付け根から中指の先まで)の数字とは、そのまま比べないでください。迷ったら、お店で試着するのが確実です。
手首のベルトの種類
- パワーストラップ。米国公式によると、二重に補強した手首の留め具です。スイングのたびに締め直さなくてよい、と説明しています。口コミでも、スイング中にずれにくいという感想があります。
- INFINITEの50mmロングカフ。高さ50mmの太い手首の巻き(カフ)に、パワーストラップの留め具を組み合わせています。公式は、手首を安定させ、たくさん振っても手首が痛くなりにくくするための作りだと説明しています。
- CFX系。米国公式と日本の総代理店の商品ページには、手首の作りの説明がありませんでした。気になる人は実物で確かめてください。
洗い方・手入れと長持ちのコツ
日本の総代理店の商品ページには、手入れの方法は書かれていませんでした。米国のフランクリンは、公式のコラム(2023年12月)で次のように案内しています。
- こまめに手入れする。傷んでからではなく、早めに、こまめに手入れするのが大事だとしています。
- 土はブラシで払う。革用の乾いたブラシで、こすらずにやさしく落とします。
- 洗うなら部分ぶき。強い薬品や石けんは革の油分を奪うので避けます。必要なら、布に少しの石けんと水をつけて汚れた所だけふきます。手袋全体をびしょびしょにぬらすのは、できるだけ避けるよう書かれています。
- 汗をかいたら風を通す。ぬれた手袋を丸めてバッグに入れたままにせず、バッグの外側につるして乾かします。
革が乾いて硬くなったときは、成分の少ないシンプルな革用クリームを小さなスポンジで塗り、自然に乾かしてからふき上げる方法を紹介しています。先に目立たない所で試すように、とも書かれています。
⚠ 保証は買ったお店に相談を。米国公式サイトの保証規定は、購入日から90日間、材料や作りの不良を対象としています(米国向けの、製品全般の規定です。水によるいたみなどは対象外)。使った商品は返品できない、とも書かれています。日本で買った品の保証の扱いは確認できませんでした。買ったお店か総代理店に相談してください。
※下の2ND-SKINZなどは、販売店が「日本未発売」として売る海外モデルです。日本の総代理店の取り扱い品ではありません。
海外モデルも見る
🧒 少年用を選ぶなら
少年用は、CFX PRO HI-LITEのYS・YMサイズや、CFX PRO CLASSICの白(少年用のみ)があります。総代理店の楽天店では「2ND-SKINZ YOUTH」(4,980円)なども売られています。
🛡 スライディング用品・防具など
総代理店では、スライディング手袋(11,550円)、ハンドガード(6,380円)、エルボーガード(13,200円)、レッグガード(14,300円)、リストバンドなども扱っています。守備用手袋は、本社・総代理店とも見当たりませんでした。
スライディング手袋・防具の使い方と高校野球での扱い
- スライディングミット(CFX Slider)。盗塁やヘッドスライディングのときに、手と指を守る道具です。総代理店によると、やわらかいソフトシェル素材が、ぶつかったときに硬くなり、指詰まり(突き指)や手のけがを防ぎます。左右どちらの手にもはめられ、手首のストラップも補強されています(11,550円、税込・2026年10月時点。サイズは商品ページに記載なし)。
- ハンドガード(手甲ガード)。総代理店によると、死球から手と手首を守る打者用の防具です。右打ち・左打ちのどちらにも使え、指を通す輪とストラップで留めます(6,380円、税込)。
- エルボーガード・レッグガード。ひじと前腕、すね・足首・足を守る防具です。総代理店は、レッグガードはくるぶしの両側からつま先までをおおう板で、一般的なレッグガードより広い範囲を守れると説明しています。
日本高野連の「2026年度 高校野球用具の使用制限」では、次のように決まっています。
| 道具 | 高校野球での扱い |
|---|---|
| 走塁用手袋 | 出塁時の大きめの走塁用手袋は不可 |
| 手甲ガード | 使えない |
| エルボー・レッグガード | 使える(本体は白・黒・紺のどれか一色。表面に商標・マークは付けられない) |
⚠ 高校野球では色とルールに注意。総代理店で確認できたエルボーガード・レッグガードの色は、ピンク・黄色・カロライナブルー(水色)だけでした。高野連の色の条件(白・黒・紺)には当てはまりません。表面に商標・マークを付けてはいけない決まりもあります。スライディングミットが試合で使えるかは、事前に大会の主催者に確認してください。ほかの大会でも、使えるかどうかは主催者に確かめるのが安全です。
フランクリンを使うプロ野球選手
総代理店は「メジャーリーガーを始め国内プロ選手も愛用する」と紹介していますが、選手名は書いていません。当サイトのデータでフランクリンのバッティンググローブを使う選手は37人で、たとえば次の選手です。
当サイトのデータでバッティンググローブを使う選手(一部)
※当サイトの記事のデータです。所属は当サイトの記事の表記です。これらの選手がフランクリンを使っていることを示す報道は見つかりませんでした。MLBでは、2024年時点で現役選手250人が着用していると MLB.com が伝えています。
MLBでの使用率の移り変わり
MLBの打者の中でフランクリンを使う割合は、調べた時期と数え方でかなり違います。主な数字を並べました。
| 時点 | 数字 | 出典 |
|---|---|---|
| 2011年 | 市場の80% | ボストン・グローブ |
| 2014年 | 27.8%(2位) | What Pros Wear |
| 2019年 | 35%(1位) | What Pros Wear |
| 2024年 | 現役250人 | MLB.com |
| 2026年 | 打者の60%近く | NBCボストン |
※What Pros Wearは野球用具の専門サイトで、数字は独自の集計です。2014年は有力打者72人、2019年は投手を除くレギュラー打者を数えています。2011年は「市場のシェア」、2026年は「打者のうちの割合」で、数え方はそろっていません。
報道では、フランクリンは一時、メジャーの打者の90%に使われていたとされます(NBCボストン、2026年4月)。一方、What Pros Wearの集計では、2014年はナイキ(38.9%)が1位、2019年もナイキが30%で2位でした。ナイキなど、ほかのブランドとの競争があることが分かります。
よくある質問
Q. 高校野球で使える?
日本高野連の「2026年度 高校野球用具の使用制限」では、手袋の色はホワイト(革の自然色を含む)かブラックの一色で、商標は手袋と同じ色で1か所、7平方センチ以下と決まっています。フランクリンではCFX HIGH SCHOOL(白・黒)を販売店が「高校野球対応」として売っています。黄色やピンクなどのカラーモデルは色の条件に当てはまりません。
Q. サイズはどう選ぶ?
大人用はS・M・L(販売店の表示ではHIGH SCHOOLのSが23〜24cm、Mが24〜25cm、Lが25〜26cm。どこを測った数字かは書かれていません)。POWERSTRAP INFINITEをアメリカのサイズで「日本サイズよりやや大きい程度」とする販売店もあるので、できればお店で試着してください。
Q. MLBの選手と同じモデルは買える?
米国公式は、CFX PROを「MLB選手が最も多く使う試合用モデル」と説明しています。日本の総代理店では、CFX PRO HI-LITE・CHROME・CLASSICなどを扱っています(9,350〜10,450円、税込・2026年10月時点)。米国公式サイトでは色を選べるカスタム注文(CFX PROは60ドル)も受け付けていますが、日本へ届けてもらえるかは確認できませんでした。選手個人の仕様と同じかどうかも分かりません。
Q. 洗濯機で洗ってもいい?
日本の総代理店の商品ページには、洗い方の説明がありません。米国のフランクリン公式のコラムは、手袋全体をびしょびしょにしないこと、汚れは乾いたブラシや布での部分ぶきで落とすことをすすめています。洗濯機を使ってよいかは書かれていませんでした。口コミでは、洗ったらグリップが落ちたという声もあります。
フランクリンの注目モデルをもう一度チェック
ほかのメーカーも見てみる
ミズノ、ゼット、SSK、ローリングス、久保田スラッガー、ウイルソン、ハタケヤマの特徴と選び方もあわせてどうぞ。バット・打撃用品・防具の専門ブランドではマルーチ、ヴィクタス、チャンドラー、ルイスビルスラッガー、ディマリニ、サムバット、ヤナセ、エボシールド、ベルガードも紹介しています。スパイク・ウェアが中心のブランドではニューバランス、ナイキ、アンダーアーマー、アディダス、デサント、ビモロも紹介しています。全メーカーの一覧は野球用品メーカー一覧から見られます。
参考:Franklin Sports 公式サイト、株式会社カシマヤ製作所(日本総代理店)公式サイト、MLB.com、ボストン・グローブ、NBCボストン、野球用品専門店の解説・商品ページ(スワロースポーツ、ベースマン、STAND INほか)、個人ブログ、Yahoo!知恵袋、日本高等学校野球連盟「2026年度高校野球用具の使用制限」、楽天市場の商品ページ。価格・契約状況は2026年10月時点の情報で、変わることがあります。